ニューロマンサー (ハヤカワ文庫SF)

ニューロマンサー (ハヤカワ文庫SF)

キャリー・アン・モスはモリィじゃねえだろ)
がしかしモリィ可愛いなー(ぜってえキャリー・アンじゃねえ。あんな骨太じゃねえ。認めねえ)ってのがこの本を最後まで読み通す原動力でしたが理由は以下に尽きる。なんか知ってんぞ。これどっかで読んだことある見たことある。や、ここまで現在骨の髄までしゃぶり尽くされてる原型ってのが凄い。凄いんじゃないか。グループ魂の"新しいロック"って曲がなんとなく今浮かぶ。浮かんで思う。だからまあ気にせずやったらいいよね。相も変わらずみんなこれが好きなんだってのが再確認できるか否かってだけだから。俺はこれが好きなんだって誰にも恥じる事はない、声を大にして証明できる。反論の余地はない。俺はこういうのが好きなんだ大好きなんだ文句あるかー!って。なんつうかウォシャウスキー兄弟は偉かったと思う。士郎正宗も偉い。グループ魂も偉い。みんな偉い。というわけで、モリィの言葉、行動を追っかけて頁捲ります。それだけは確実だ。そのはずだ。原型だ。あとwinter muteの冬寂って訳は震えます。超かっこいい。すげえ。その訳すげえ。なんだろう。この道を進めば俺は間違ってない、みたいなのがあるとする。普通気付かない。根拠もない。んでそれが人って形を取る場合。この人と一緒にいれば間違いはない。あると思う。こいつと一緒にいれば。こいつにしがみつけば。例は溢れてるけど、ケイスにとっちゃモリィだよね。このミッションにおいてっつーのはあるかもしれないけど。人によっちゃ腑抜けと言うだろう。でも俺は腑抜けと言われてもいい。知り合ったことが最大の幸運だ。なら万難を排してくっついていなきゃ。努力という努力は全部その為に突っ込むべきだ。そんな人と出会ったら。そうだと思ったら。ねえ。本物の朝ご飯食べにいこうよって誘ってくれるモリィとか、手裏剣買ってくれるモリィとか。はっきり言ってそれだけで、充分。一緒にいよう頑張ろうって思う理由には充分。手放しちゃいけない、五里霧中でもそれだけはっていう何かがそれだ。そうだと思ったらみっともなくても頑張ろう。宝物だ。自分だけの。そういうね。