ガンパレ



山口戦前後つまり九州撤退戦以降ずっとこの小説の主役は橋爪や佐藤を筆頭とした学兵全般、ていうか榊涼介オリジナルキャラになった、完全にそうなった、と思ってる。最初からその気はあった。対幻獣において無敵を獲得した5121は主役を降りた。いいことだと思う。だからその、橋爪と飯島と斉藤の大赤面小説を500ページくらい読ませてくれいやすいません数行でいいから3人の赤面エロエロ生活描写(風呂とか)を、と思う思う思うんだが、思うんだが。思うんです。思うんです。
ところで話変わりますが木下復活に俺は狂喜したわけですが、なんでかって、いや頑張ったギリギリだったのは分かりますがそれにしてもさらっと今の立ち位置を獲得したように思うカーミラ、彼女の原罪、ていうかアキレス腱は木下ですよ。絶対そう。鈴原と来須もそう。いいように、それでいい、しょうがないとしてしまってたいい感じだった木下復活ですよ。学兵、幻獣共生派、厚生省ラボ、そういうこの小説における暗黒面、底流の暗さ、突っ込んで語ればドツボなのまるごと全部をまたもさらに一人で背負って木下復活ですよ。このドロドロ感は正直凄いですよ。どうすんのって思う。よくぞ復活した。超楽しみ。先に言及した3人がどれだけ苦しむかってのも含めて。
んで、というか唐突ですがガンパレでいっちばん好きなのは最初期の田代主役で、彼女が2号機乗っ取る話。あれ大好きです。物凄く悲しいエピソードだと思う綺羅星短編。
で。
アウロスの傭兵セント・クレイモアシリーズ。心の小説。あーこれ、続き読みたい。まじ読みたい。ロマニアに復帰して一軍の将となりブリュンヒルデゲルマニアと激突する大会戦、カザルス描写とかほんと読みたいし。そこに葛藤しながら全く別サイドから第三勢力みたいにして絡むレトとか超読みたいし。未だにめちゃくちゃ読みたいし。ていうか俺のラノベ原体験のひとつは小学生中学生時分に食い入ったうおおなんて面白いんだと読みふけった偽書信長そして秋葉原なんですよ。人は見たい現実しか見ないとかガンパレで出てきてうおおこれあれだセントクレイモア3巻だーと思ったんですよ。ああ。