ランボー 最後の戦場」

  • ミャンマー軍のサングラスかけた偉い人が虐殺場面でサングラスかけてアップで画面に映ってるとき、ああ、神だと思った。スタローンは神を映像化した。
  • キリスト教関係の女の人が捕まってしばらくして次の場面で映ったとき、別の地元の女の人が着てる服に着替えてたら良かったなーと思いながら見てた。50回レイプされて同じ服ってのは無いだろう。
  • 映画の力、というものがあるとして、それは神々しい何かがフィルムに焼き付けられたその瞬間で、わざとなのか、とも思うけれどこの映画ではランボーよりも誰よりもミャンマー軍の偉い人にそれがある。それは画面に映っているところ、映っていないところ、映画の中、そして外を支配していたからだと思う。最も現実に、画面のこっち側に訴えかける力を持ったのはサングラスかけてアップになった彼だった。
  • 虐殺場面の全てがまるで舞踏。ダンス。この映画ほど美しい虐殺見たことない。
  • 「医療品と教科書を届けに行く」「銃を届けなきゃ無意味だ」ってやり取りかーっちょえー

パラサイト・バイティング 食人草

  • 文句の付け所が無い完璧な映画ってのはある。「蝋人形の館」とかそう。そしてこれもそう。
  • 関係者全員が真剣にいいもん作ろうといい仕事して、それが組み合わさっていい映画ができて、それを超えたこれはもっといい映画になった。原因は間違いなく役者。特に金髪の女の子。あの子の根性がこの映画をずば抜けて素晴らしいものにした。他の人のより良い演技引き出した。

  • ↑この人はマジで根性がある。初めて見たけどすっげえ好きになった。惚れた。ローラ・ラムジーって女優さんだけどいつかアカデミー賞取るよこの人。言っとく。これで取ってもいいってくらいまじ素晴らしい演技してた。何出てんだ他に。見るぜ。
  • 大好き映画ドニー・ダーコの大好きヒロインだったのかあれ、と見終わってから調べて知ったジェナ・マローンが出ている。イラッとする役なんだがそれでもやはり目が離せない。特に顔背けて涙流すとこ半端ない。やっぱうめー。あとゲロ場面。
  • あー。なんつったらよいのか、物凄い芸達者な美人が2人その芸を、魅力を炸裂させてますこの映画。見ないと損。
  • 文句無いっていうその意味はフラットって意味じゃなく、全場面期待以上って意味です。例えばカメラとかいいなって思って見てたけどダリウス・コンジなのね。この映画のカメラに映像、彼の他の映画に匹敵します。まじでいいです。
  • 血が一滴も流れなくてもこの人たちならできたんじゃないかって気がする。とにかく、この映画は俺の求めるものを全クリアした上でそれ以上のものを俺にくれた。超良かった。