ガラスの麒麟 鉄バカ日記

ガラスの麒麟 (講談社文庫)

ガラスの麒麟 (講談社文庫)


俺の好きな学園ミステリってのはやはり「生徒が思い悩み苦しむ」ってのは必須で、あと「認識レベル、色んな階層で最もハイクラスな美少女がいる」ってのも必須。安藤さんがのっけから退場してしまうのは残念だが、それを補う神野先生が良い。高校時代に苦しんで、卒業してからまた苦しんで、なおも苦しみは止まず。「鏡の国のペンギン」のラストの神野先生はまじで良い。エロい。良いっつーか、これも良いというか。あー。あんま無いような。「魔性の子」?なんでまた。あー。神野先生、野間父はなあ。ユリエさんもよー。出てくる男性で魅力的つうか許せるの大宮親子だけなんだけどよー。
鉄バカ日記 (メディアワークス文庫)

鉄バカ日記 (メディアワークス文庫)


釣りバカ日誌とか男はつらいよとかもしもこの小説が継げるなら継いでくれ。旅モノのフォーマット、これはそれをパーフェクトになぞった上で現在形でタイムレスだ。読んでくれ山田洋次。映画にしてくれ。函館以降の加速っぷりは凄いぞ。最近、文章読んでてまるで書かれてるその場所にいるようだって思ったのこれと犬村小六の「ファナティック」冒頭のロンドン。あと生まれて初めてはがき出す。俺は双竜記の続き読みたい。関係ないけど田村登正の「マルティプレックス」の続き読みたい。出してくれえ。