もうこういうの絶対好きって分かってるのに数ヶ月前に知って以来読んだら辛くなるのが読む前から丸分かりなので放置してた戦争の体験談を語るわをついに泣きながら読んだ。
あー
なんでプリーモ・レーヴィは自殺したんだろうってずっと思ってたけどなんか分かった気がする。生きてるのが申し訳なくなったからじゃない。死んで早く会いたい人に会いたい気持ちが勝ったからだ。逆に言えば生きる道を選んだ人はそこにたいした時間差は無いと思ってるから生きてる。優劣は無い。あるとするなら直に経験したかしないか、しなくてもそこまで想像力働かせられたかどうかってだけ。
それこそ子供を作って、とも思うけれど、これが子供の代わりだとしたらこれ以上生きる理由は無い。遺される人もそのうち死んですぐに会えると思えばもう死ぬと書いた物語の作者の人生の一貫性は完璧だと思う。
憎しみの連鎖や差別を終わらせる為にはどちらかが圧倒的に暴力的に制圧するしかないとか、ねえ。嘘でも本当でも、こういう極限状況の思い出まとめスレッドが高確率でそこに帰結するのはなんなんだろう。創作だとしても、物凄い資料を読み込んでその結論が出るとしたらやっぱりかなり堪らない。どの勢力でもいいからガンダム持ってりゃ俺の友達は誰も死ななかったっていう。いやそんなことは書いてないんだが、導きだせるというか。いや俺が泣いたのはその色々だけど今思うのはお前ら全員ぶっ殺してやると暴れる主人公で作者のとこ。武器を持ってたら、ガンダムがあったら見事に皆殺してただろうあそこ。
あー。
記憶が飛んだあとのサニャの手の話には驚いた。あれは驚いた驚いて緩んでた涙腺が絞まった(またすぐ緩んだってかその後まあその流れてる止まらない流れの一部とすぐ気付きというかまた巻き込まれ緩むどころじゃない怒涛。決壊)
寝る。
追記
翌日こうなんかどこかでと読後感ていうか主人公ていうかあーと思い出したネガティブハッピーチェーンソーエッジの最後の超いいとこだ似てる。