アトリウムの恋人 (電撃文庫)

アトリウムの恋人 (電撃文庫)


殺戮ゲームの館と生贄のジレンマ既読で最高にやべえなにこれ超すげえと読んで思ったというかはわわと感動した人の新作なのでそら買いに走り買う。はわわって言う女の子がこの小説出ますが確かすごい格好します。主人公がそれでもいいと覚悟するとこが最後のほうに出てくるんですがあそこ凄く好みなのでこの本も好きなので今晩読み返そう。マトリックスでネオというかネブカドネザルな人たちが特権的なのは日常と非日常の記憶を同期してるからだと思うわけでそうじゃない人は多数いるわけでことライトノベルの世界ではそれという同期が当然のものとしてありますが歪みとかズレとかそこに生じてそこが良いんですがこの小説のとある子は言うならば元ザイオンでその頚木から脱してその他大勢にいるんだけどするとどうなるかって特別な何かに属してると思ってた人はいきなり置いてかれた気分になって少数だってことが急に立ち上ってどうしようかってしょぼんとしてるわけですがきっかけを見つけて回復しようとする回復ってのは世界と立場でマジョリティーからマイノリティーへの回帰と東京スフィアの回復が同一のものとして描かれてるけれどそれってどうなのと思うけれどアーキテクト的な生徒会の人がそれってどうなのと言いますが主人公がいやそんなんどうでもいいというかそれどころではなくもうまるで別にそっちのけで主人公っぽい行動つまりヒロイン大好き大事で至上な行動を取るのでその覚悟はやはり熱いし読んでておおと思ったし思い出してもあれは良いて思う。マトリックスレボリューションおれあれ好きだけど瑕疵があるとすればトリニティーどこ行ったってあるしなーこの小説屋上にヘリだなー。なので、世界をどうにかすれば好きな子もそれに伴って大丈夫、ではなく、好きな子と自分だけでいい、でもなく、好きな子と世界を同じくしその世界を想像できればそれでいい想像できれば自分を忘れてもいい人はこの小説熱いね、と思うはず。肝は想像ですよ。それでもいいと自分不在のその子がいる世界を前向きに想像する意思の力ですよ。創造じゃないのが大事。