ファイナル・ワールド [DVD]

ファイナル・ワールド [DVD]


不足してるカニバル精神を補うべく借りた。
んな馬鹿な他にあったはずと自分でも思うがヴィニー・ジョーンズが喋ってるの初めて耳にした。とは言ってもガンダムデスサイズみたいな獲物持って「さあかくれんぼだ……。俺が追い、お前は隠れ、隠れたお前を、俺は喰う……!」とかそういうのだった。見下ろされ言われてる相手が口が利けない12歳前後の美少女なのがなかなかに良い。あとこう、魚採ろうよ野菜育てようよってのは真実だけど難しいなあ。この映画だと特に。食欲は性欲を超えるのかなあ。金髪の子がああなったのはアタナハンな感じなのかなあ。しかし映画見終えてからしばらくして数十分後に、あれもう1人いたよな、と思い出した。眼鏡女性。いた。で再度DVDを再生して確かめたが確かにいるんだよ。そんでいなくなった理由はマジ1行で綺麗に説明されてて感銘を受けた。そうかこの説明があったから映画見てる最中俺は流したのか。なるほど。
監督、次作でもあの子起用したんだー。あとすげーボスっぽいのにボスではなかったマイケル・マドセンもー。いいじゃーん。
ルーザーズ [DVD]

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めっちゃ面白かった。主演のおっさんも良かったが眼鏡の人も良かった。どっかの企業に単身乗り込む場面全てで笑った。あとゾーイ・ザルダナって人が凄い好きなサンディ・ニュートンみたいな似た感じの鬼美人でこれも良かった。その職業就いてて25人分の云々が心に傷として残るとかあんだけ優秀な5人をなぜ切り捨てるとかゾーイの動機とか全部見ても思うがあんた何者とか悪役がマンガだとかマンガだとか良く分からなかったとかあるけど、別に良い。構わない。おっさんはかっこいいし部下も良いしゾーイも美人だしスパイ大作戦な話は大好きなので良い。出産と試合をちゃんと回収したのもめっちゃ良い。風で日傘ぶれた女の人はあれ笑うとこなんだろうなー。おっぱいの話してたからおっぱい見てたけどおっぱい引っ掛けだった。

最高ではないっすか。ていうかフランク役の人というかフランクが異様にいい感じに味のあるおっさんで誰かと思って見たあと調べたら数日前に見た『ザ・ウォーカー』のあなたかよ!知らないで見たから超得した気分だ。もう完全に覚えたレイ・スティーブンソン。この人良い。笑顔のひとつも見せずに顔を歪めゴリゴリに戦うおっさんてあれだあれ、ラン・オブ・ザ・デッド。似てる。そういやローマって評判いいんだよなあ。今度まとめて見てみよ。あと俺の中でアメリカ映画の白人女優で不幸顔美人をしばらくナオミ・ワッツが独占してたけどここ数年ジュリー・ベンツが猛追してきた。何が言いたいかってジュリー・ベンツが出てた。俺の安易な時代劇イメージだと夫が亡くなって数年経ち娘を養う為に苦界に身を沈めてたりするんだがそこであいつの隠した金はとなってこんなことになるんだがそういうの似合う。あーあとハリー・ポッターのキングスリーが出てた!と思ったらこれは違った。バイオハザード1作目の突入部隊の隊長だそうだそうだ。ここまで問答無用に敵を殺しまくるアメコミヒーローってそこを比較するなら『ブレイド』。あれっぽい。あれを人間が人間相手にやる。不殺の人っているじゃない。指針というか背骨で己の意思で不殺を行う人。緋村剣心とかバットマンとか。パニッシャーことフランクの意思、精神の強さは彼らと全く遜色ない。行動は逆。フランクは同じ精神で必殺を行う。おかしいよね。いやおかしいってのは面白いって意味だけど不殺の人のドラマは不殺が揺らぐからだけどこのレクシー・アレクサンダー版パニッシャーはそうじゃないんだよ。そこんとこ凄く新鮮。死んだら終わりな必殺世界だから悪役再登場とか有り得ないし善人もまたしかり。必殺が揺らぐのはこの映画の場合においてしかない。そのとき殺すべきじゃなかったって揺らぎのみが許された現実を常に生きる(不殺が揺らぐのはあのとき殺しておけばってのは未来にしか存在しない)。おもしろいよなー。違うかもだが。反転した未来を共に過ごすことはできるが悩むポイントがまさに鏡でさ。
追記
フランクの影の協力者役の刑事役の人すっげー見覚えあんだけどなんだっけなんだっけーと思い出せないので記憶は諦め検索してあーでもないこーでもないなんかキレた役だったんだよおおおお!とついに見つけたなんで見覚えあったのか。ロミオの友達か!お前か!超すっきりした。あとジグソウになってしまうあなたにも見覚えが、と調べてそうだ300の議員かと。そうだわーこの人そうだわー。
追記
大殺戮映画とどこかで見てそれで見たいと思ったんだけどそんときに監督は元空手かキックボクシングの世界チャンピオンな女性だと知りへえと何気なく検索してみてヒットした1枚の写真が超心に残っててそれで借りたというのはある。多分撮影中のモニター見てる写真あれはこう、良い。あれは良い。んでマサカー映画、確かにそうなんだがこう、まあ。敵が潜んでる部屋に360度クレイモアみたいなの投げ込むとかあれはヒデーと思った。そうそう、老婆の頭が半分吹っ飛んでるとかそういう直接的な描写よりも他がよっぽど酷い、あるいは良いのでそっちのほうが心に残る映画と思いました。例えば懐中電灯カチカチとか。例えば墓前で慟哭して憑かれたように袖で墓石ゴシゴシとか。最後に対峙してるときの選択だとか。例えばパニッシャーのファイル読んでね。ファイル?この階にあるファイル全部だよとか。あー地獄でお前を見つけたら(天国に向けて)蹴り出してやるってセリフも良かったなー。兄ちゃん、俺は鏡を全部ぶっ壊すよ!ってシーンも超良かった。なんかこう体も頭も穴だらけ陥没破裂よりも他がいちいち良いんだこの映画。場面もセリフも。原作準拠なのかどうなのか母親譲りでこいつも口が軽くて!ほんとすいません!ていうのとか。あと後にジグソウになってしまう人がパニッシャーのことパニッシャーって呼ばないのも不思議で良かった。初対面だろうにフランクって呼ぶのよね。あれも良い。ああそうそうパニッシャーが料理してジュリー・ベンツの娘で幼女が正直にウゲーまずいなにこれ、と態度で口でモロに示して元軍人なパニッシャーこれはミリメシだ。そして大変に不味いミリメシの中で最もマシなのはこれである、というとこ面白かった。シュリー・ベンツは流石に大人というか親なので口を挟まず。そこも良い。
追記
ミリメシでググったら「ミリメシは楽天」とアドワーズされててちょっと笑った。なんだそりゃ。「ミリメシは楽天ミリタリー」とかだったらクリックした。楽天ミリタリー。それはかっこいい。グーグルミリタリーとかヤフーミリタリーとかと鎬を削る楽天ミリタリー。AK最安値!とか謳うわけ。かっけえ。