ラン・オブ・ザ・デッド


デビルズ・プレイグラウンドという原題のほうがかっちょいいと思うこの映画。昨日見たのもですが海外で見たりだとか海外版DVDで見たりだとかつまり日本で公開あるいはDVD発売以前に鑑賞した方の感想をウェブで読んでおっもしろそうだなーと思ってると近所のツタヤでちょっと迷う。これだっけ、みたいな。
まあ。
どこがって感じですが『3時10分、決断のとき』って映画を最後思い出したのもあとからですが思い出したんですが雪降ってたからだと思う上の画像じゃ良くわかりませんが雪降ってます上の場面いや3時10分、決断のときは別に雪降ってませんが多分降ってませんが何かっつうとこう、ヤクザものやウェスタン、時代劇で悔悟の念を胸に生きるアウトローでいい年した主人公の背後には雪か雨でしょう。贖罪には雪か雨でしょう。そんでこの映画の主人公(いや主人公でしょ)最初っから最後まで笑顔のひとつも見せず辛そうな顔して誰にも報われない献身を世界を救うために頑張る眉間に皺寄せっぱなしクレイグ・フェアブラスには雪です。監督分かってます。雪です。ロンドンに雪、降らせます。あー上の人はクレイグじゃないんですが上の人もあれです、クレイグよりは若いですが雪の資格を得るだけのクレイグ同様辛い過去を背負ってます。3時10分ユマで言うと画像の彼がクリスチャン・ベールでクレイグ・フェアブラスがラッセル・クロウでよろしく。いやクレイグ画像前後で決断って言葉2回言うんだってのもあった思い出した理由画像男女に対してそれぞれ。
あとその。
雪を降らせる男性陣2人ですけどほんと贖罪ってなんすかねと思います。いやそのこの映画のクレイグ・フェアブラスに感じたこの気持ちの元型。ベン・ハーかジャン・バルジャンかっつうなんかそこらへん。世界を救うために、と上で書きましたがなんつうかこの映画ではたまたまその、そうですがなんだろうなんだ、一個のたいやき食べながら楽しそうに歩いてるカップルだとか雪かきしてる大人たちの脇で雪だるま作ってる子供だとか、世界が大変な目に合ったらそういう人たち助けてあげたいなってそんな意味です。だと思います。「数限りない罪を犯してきた。許しは請わない。自分で贖う」ってクレイグ言うとこあるんですが、つかそう言ってこの映画シメますが、自分で自分を許せない、他の誰から許して貰っても意味ない、贖いたい、だから贖うしかないっていうこの感情。いやまじ贖いってさあ。リデンプションさあ。なまりがきつい上に英語字幕ねえ。ビコーズベグなんとかアイショウマイリデンプション言う?字幕なんつうか、いい字幕だと思うけど俺のへぼ耳で聞くと順番反対ってことにしとく。自分で贖ったから許しは請わない。
んでまあ。
ラヴィニアってなんだっけ誰だっけーて調べて分かった思い出したタイタスの娘か。
最後に。
この映画のゾンビあんまゾンビっぽくないんですがなんでだろう。食欲なさげだから?噛んだら満足ってか蜜に寄る蜂って感じ。喰ってるってか一所懸命身体に花粉なすりつけてる感じ。
そんで最後に。
中が血まみれのヘリがちょっとロミオとジュリエット的。ヒロイン24のジャックの娘エリーシャなんとかに顔似てますね。ヒロインの友達おっぱい大きいですね。良いですね。裏主役的なむかつくカップル俺けっこう好きですよ。あ、女のほうがラヴィニアですが最後のほうでなんてか、一旦諦めたあとに再度抵抗する場面あるんですがあそこおおって思った。んでダニー・ダイア画像の人の友達の超いい奴のクレイグ・コンウェイってドゥームズデイの兄貴かよまじびっくり。水上警察(そんなんあんのか)の事務のおばちゃん何者か知らんけどかなりいい役者さんと見た舞台の人だろ多分。ショーン・ペトウィーどこにでてんのと見終わってから調べた。ロブって誰。ってあの人かー全然分かんなかったー。でエンドロールの短さに惚れる。
しつこいけど最後に。
最後の雪の、クレイグの心の声じゃない語りバック場面まじかっこええですこの映画。痺れます。ああ。『壬生義士伝』で最後のほう中井貴一突っ込んでくじゃん。あれに3時10分ユマね。これね。あとその、クレイグ(フェアブラス)のつっれー過去場面は映像化するくせにダニーのそれはなぜしない、と思ってましたがしばらく考えて、上記画像前だとか、クレイグ(コンウェイ)にさよならするとこだとか、たっぷり見せるからか。
贖いと償いの違いって。
宗教的よね。なんかさ。キリスト教圏に生まれなきゃほんとの意味じゃわかんねえのかも。悔しいけど。変な話だが贖いに相当する日本語、日本的意識を表する単語はきっとあると思うけど思いつかないや。忘れた。そんな意味で贖罪って日本語変じゃね、と今初めて思った。もろに造語だろこれ。
あー。
いい加減屍鬼読まねえとなあ俺と思う。