アウトレイジ - it don’t mean nothing

自分がいないところで立場が上の人に言及されると死ぬ確率が増します。

下克上の為に行動すると死ぬ確率は減ります。

て感じのルール書きたくなるようなゲームっぽい映画死に方からストーリー逆算して作ったと北野武どこかで言ったそうですがほんとそんな感じゲームオーバーを挟み続けるほらあれゲームブック形式として連想しただけそこまで似てるわけじゃないあと状況だけ描くのが叙事って誰で知ったんだっけ多分伊藤計劃だがそうかこれかーいうかなるほど叙事だなあてこの映画。見終わったあとに2chのスレッドつらつら眺めていて2がある製作中と知りふーんと思ってしばらくして『全員　死人』とだけの書き込みを見ておおおと思い頭の中一気に全員キャスト繰越しゾンビ映画への期待が膨らむなんだろうたまにこうおおうという例えばハーパーメディアクリエイターを最初にハメクリと略した人やるなあという感じそういう感じでこう映画見始めて最初うげっと怯んだのは冒頭も冒頭車の中で（車の中っすよ映ってんのは車列っすよ！）そこで被さる音声國村隼がビートたけしにちょっと村瀬にちょっかい出してくんないかなあというセリフの聴き取り辛さにげそっていうの全部が全部そうじゃねえんだが駄目イメージ筆頭日本映画たまんねえと思うのは音声さん頼むよ小せえよなんなんだよなんで21世紀の2010年の映画見てまだ声聴こえねえと思わなきゃならないんだって普段の3倍くらいの音量にしても聴こえるか聴こえないかって音声まじでやめてくれどうにかしてくれ俺はあれが辛いなんなんだほんとに効果音は普通に聞こえるから超爆音になるし車とか銃撃とかまじたまらん。あと定点映像的な昼間の住宅街場面で思ったんだけどなんであれあそこだけあんなぼやぼやなんだろう映像建物内とか夜とか綺麗というかクリアに撮ってんのに不思議なんかのオマージュ？まあ。三浦友和がどんくさいとか怖くないとかいう書き込み見ましたがそうかあれ誰がやってもああならないか手榴弾場面の三浦友和相当かっこよかったなんか会長の家にいるか車の中にいるかしかない三浦友和ですがそれしかないからその中でちょっと違うことするといきなり際立つっていうか「使い方知ってるか？放り込んでこい」ねあそこかなりかっこいいけど三浦友和だからあそこまでかっこよくなったと思う俺この人のこと全然知らないけどただ最後の白い服に着替えてサングラスしてたすげえあれかっこわるいかっこ悪すぎて浮いてたそれまで延々かっこよかった加瀬亮ですらかっこ悪かったあの場面なんだあれ引きずられたか。映ってる人全員の全身を昼間屋外でカメラの動きなくワンカットで映すとなんかどんくさくなるかっこ悪くなる不思議。華にも飾りにもならない女性の描き方が凄い話に絡むだけでかなり邪魔臭く見える女性セリフがあるともっと邪魔臭くなる女性最終的には映ってるだけで邪魔。おおう。ここまで女が邪魔って思ったのは何年も前にツタヤで借りて一気に見たドラマ『眠れる森』の中山美穂以来。あれに匹敵するあれは主役なのに後半どんどん中山美穂が邪魔になっていく面白ドラマ（最高の名場面は木村拓哉とユースケ・サンタマリアの仮面に関する会話場面）。まあ。椎名桔平が超かっこよかった塚本高史が超動いてた。動いてた、てのはその大事なピースとしてしっかりたくさん撮ってもらってた。見せ場もいっぱい。嬉しい。日本映画界が共有する欲望として「女を犯す椎名桔平の映像を収めたい」てのがあると思う。「椎名桔平に犯される女の映像」ではないところがグッド。北野武も入れてしまっているグッドグッド。部下というか後輩というか部下になんかさせてにやにやするていうかにやにやする椎名桔平がたくさん出てくるこの映画以降「椎名桔平ににやにやさせたい」欲望も追加されたと思いますはい。次か次かその次かまあ近いうちになんかの映画でおそらく「部下に女を犯させてにやにやする椎名桔平」の映像が見られるのはまず間違いない。煙草も吸ってるに違いない吸ってる煙草をどっちかのケツに投げつけるか押し付けるに違いないにやにやしながら。グッドグッドグッド。見たい。あーあと雨も雪も涙も要らん画面湿らせるのは血のみ、というスタイルかっこいいなあと思いました。あとこーいつまでもつかないケジメてか落とし前ってところでゲームっぽさを感じたわけですがこれこないだ読んだ『生贄のジレンマ』の死者の一票が消えないってあれだよなこの連想俺の脳味噌な。