■

K-20 怪人二十面相・伝 豪華版 [DVD]

酔っ払って見たから感想って感想を言うのもおこがましいんだがそれでも感想見たのいつだ随分前じゃないのか。ぼんやりと思い出して。突然。
卑賤、河原乞食、とか、まつろわぬ、とか、芸を持って流れてきた民、虐げられたものの発想の転換地点、逆転、みたいな。二十面相はヒーローだけれど、誰に取ってのヒーローかって、あいつはきっと俺たちと同じだ、って思う人にとってのヒーロー。共に生きることを選んだ時点で失う、諦めることを良しとした自分たち、それを、良しとしなかった、奪うってのはつまり、取り返そうとしてるってことだろうって。気概、身分、捨てたもの、奪われてしまったもの全ての。最終的なゴールはどこなのか。貴族と一緒になって貴族になることなのか。思うんだが、それはそれでゴールだ。正しいゴール、間違ったゴールなんて無い。そう思う奴、そう思わない奴がいる、それ自体は全く間違ってない。全員正しい。ただ、全く同じように昔と同じようには生きられない。そこでどうするのか。何を選ぶのか。そこで選んだものをどうして責められるのか。
トオルが勝つ結末も有り得たんじゃないのか、と今ふと思った。数ヶ月前に見た映画なんですがね。松たか子すっごい可愛いかったですこの映画。これは確か。誰が何を思おうとこの映画の松たか子めっちゃ可愛い。正しい。正義。
ところで俺はトオルをトオルと呼ぶが、ありだろう。彼はトオルって感じだ。トオルオブトオルだ。なのでトオルだ。誰かとの会話でもトオルと言う。再度酔っ払った今苗字を失念したことは略。知り合いのが移った。その知り合いはトオルの隣で煙草を吸った事があるという。職場の喫煙所で。なにそれ超羨ましいんですけど。というのは枕。枕だ。何が突然言いたくなったかと言うと、松たか子のことをたか子と言ってるのを聴いたことが無い。いやその知人がとかじゃなくて世界的に。ワールドワイドに。宇宙的に。ユニバースに。なので俺は今日からたか子と呼ぼうと思うと決意。たか子。ほらたか子。
松さん、ではなぜ駄目なのか。まっちゃん、とか。たかっちゃん、とか。
なんだろう。縮めてマツコとか。
いやいやいや。やっぱり松たか子はたか子だ。
それで行こうと思う。俺はこれから先ずっとそうしよう。
そうだ仲村だ。
思い出した。
トオルさん。
うーん。父親はその昔「たか子！」と叱ったことがあるのか。大声で呼んだことがあるのか。もしかしたら兄貴もか。
なんかちょっと嫉妬。謎の嫉妬。
たか子ちゃんたか子ちゃん、と密着して甘えるとか。たか子ちゃーん、と甘えるとか。
ありだ。やべえありだ。超ありじゃないか。
俺の好きなトオルさん。四つの嘘で即死したトオルさん。接吻のトオルさん。んでこれ。ああ偶然の音楽観たかったようもう一回やってくれ。あるいはまた別な舞台を小さな舞台でやってくれ。くらさい。ください。