鋼殻のレギオス15  ネクスト・ブルーム (富士見ファンタジア文庫)

鋼殻のレギオス15 ネクスト・ブルーム (富士見ファンタジア文庫)


シリーズものを途中で買うのやめる理由ってぱっと思いつく限りでは対象が変わらないのに自分が変わったかその逆か、あとは金銭的な理由とか。スピンオフというか外伝を挟みつつそれは除いて今巻で15巻、物語世界ではようやく、まだ。いや違う。いや物語上1年実生活4年くらいなんですが、ようやくとかまだとか使うのが躊躇われるのが日曜に15巻目も買った理由な気がする。そうか1年かという感じ。4年経っちゃったの、ではなく。
大学生時に1巻を購入し未だある程度は定期的に新刊が出る奴で継続して買ってるのってこれと円環少女くらいですが、主人公似てんのかも。と思った。深遊って人の絵も好きです。
(定期的では無いが他に買ってるのはハンターハンターされど罪人は竜と踊る……、いや違う、1巻買ったのハンターハンターは大学以前だしされ竜は既に何巻も出てた)(そう考えると大学時代に1巻発売時に1巻買ってまだ続いてて続き買ってんのってほんと上記2つだけか。だ)
なぜだろう。主人公限定で言うと、年月に比例して人は成長、てか歳月分のなんらかの経験値を得る、とすると、このレギオスで言うと、私の4倍の長さだがそれでも時間を食うレイフォン(主人公)は、4倍速く歳を食う私の経験値は、あー。
もしかして私は成長するとしても速度は人の4分の1なのか。だからか。私かレイフォンの(すげえ言い方)どっちかが一足飛びに成長を遂げてしまったら買うのやめることになるのかな、と思う。なに言ってんのって感じだが、なんかそんな感じが。「歳を取るってことは、自分は変わらないのに周囲がどんどん変わっていくと思うこと」といつか誰かが書いてたけど、なんかそれを思い出した。周囲からすればお前だってそうだよ、とは言えるけれど。ていうか誰も変わってないと思いたい。なら、周囲が変わったと思ってしまう、それこそが歳を取ったってことだろう。取り残される感じ。(最初はってか出会ったラインは一緒だったからこそ)追いつきたい焦燥感な感じ。まあ上で似てるかも主人公って書いたレギオスの主人公レイフォンと円環少女の主人公武原せんせですが、その点ではほんと似てるかも。
ここで書く成長ってのは、なんだ、その上記2作品を参照するまでもなく。そして似てるってのは、なんでそんな頑張ってるのか、頑張る理由は誰の為か、てとこだろう。全部自分の為でもあるなと後から、それは相手の満足の為に行動してきた自分の逆を信じる、相手だって周囲だってそうしている部分はあると知る、なら、何か行動を起こすときに他人は二の次でいいじゃないかと我侭でもいいじゃないかと肯定できたとき、私は買うのをやめることができるはず。そしてそれは物語上のクライマックス、ハッピーエンドで最終巻と同義であるはず、と思う。つまり私の自己満足を満足させてくれて、最上の形で終わると思いたい。最上の形って何か。お前のやることなら手伝うよ、応援するよ、だから私たちのことなんて考えないでやってみろよ、と、そういう世界。それを主人公が、そうだよねみんなそうだもんねと追いつく形。上記2作品の主人公は人のこと気にしすぎです。みんなが大事です。という点で似てます。自分の幸せは誰かの幸せの元にあるって感じ。なんかそんな感じでどんだけ大変な状況でもそれを忘れることがない感じ。
あー。
そんときは(お前に助力とかしてもらいたくないなんかしてあげたいってその気持ちが迷惑お前私たちのお前の為になんかしてやりたいって気持ち完璧無視してるよね)と、だからお前が私の彼らのこと何も考えずに自分のしたいことやったときみんな拍手してやってよ(是非。TVエヴァの最終話のように拍手て点で)、て投げる。でもまだ拍手域には達してないと思うので、次も買う。拍手されるとき見たいしねー。私はする。んでもって同時に、あるいはする側で。
うへえなんだこれ。この巻ところで14巻分4年分おつりが来るほどシャーニッドとダルシェナのエピソードがめちゃめちゃ良かったです。もうこれだけでいいよってくらい。納得できないからそっちが正しいと分かってんのに理性を否定するとこ。理性の反意語納得かなあ。衝動か。なんつうか。主人公が周囲全員の意見を尊重するラノベです。だからこそ。なんのこっちゃいな。割と真剣に書いてんのに自分でもよくわからん。ので素面のときに訂正しよ。そうしよ。