読書部部長(巨乳)と会話。
マイオニーはさておいて、やはり殺人事件なのか。
犯罪、との縛りがあるので。
ていうか本家ノックスってなんだっけ。
部長はソラで言った。スラスラと。
すごいすごい。

1. 犯人は小説の初めから登場している人物でなくてはならない。又、読者が疑うことの出来ないような人物が犯人であってはならない。(例、物語の記述者が犯人)
2. 探偵方法に超自然力を用いてはならない。(例、神託、読心術など)
3. 秘密の通路や秘密室を用いてはいけない。
4. 科学上未確定の毒物や、非常にむつかしい科学的説明を要する毒物を使ってはいけない。
5. 中国人を登場せしめてはいけない。(当時の欧米における人種感の反映)
6. 偶然の発見や探偵の直感によって事件を解決してはいけない。
7. 探偵自身が犯人であってはならない。
8. 読者の知らない手がかりによって解決してはいけない。
9. ワトソン役は彼自身の判断を全部読者に知らせるべきである。又、ワトソン役は一般読者よりごく僅か智力のにぶい人物がよろしい。
10.双生児や変装による二人一役は、予め読者に双生児の存在を知らせ、又は変装者が役者などの前歴を持っていることを知らせた上でなくては、用いてはならない。
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ああ、なんとなく分かった。
つまり、そうであれば、別に改めて明示しなくてもいいわけだ。
と言いますと?
例えば10.本人たちがクローン人間。これは前提であって、読者は知らなくていいし、登場人物たちも知らなくてもいい。
誰かひとりだけそのことについて知っていて、それを思いながら行動しつづけている、というのもいい。あるいは全員。
えーと……?
例えば俺は男で日本人。そんな感じで。俺が男性でお前は女性、二人は日本人、という感じで全員同一遺伝子を持ったクローン、が前提。当たり前すぎて誰も気にしない。意識しない。
ただ、自分は男性である、男性であることに行動も思考も縛られている、という感じでいけるかもしれない。
ああ。
ありましたね、そういうの。自分は女性として考えて女性として行動している。でも、その私の考える女性像は男性社会が作り上げた女性像。男性社会に組み込まれた女性像。決してイーブンじゃない。最初から取り込まれている。構造。
前提っていうか、構造、そこに疑問を持つこと、がエネルギー。推進力。
練習ですね。
練るんだろ。
魔法使いが一般化している世の中で全員が遺伝子を同一としていることはどのように受け止められているだろうかって。
ホークラックス?
世界を疑問に思う。違和感。それは他の世界を知っているから?
ホークラックスと遺伝子はよく分からない。あれは複写するわけじゃなくて分割する。元の大きさは一定だから、どんどん小さくなっていく、と思う。
ここで第4条を適応しよう……。未だ実現できていない技術を利用した犯罪。
ホークラックスの不完全性、あるいは応用。同一遺伝子を持ったクローンである、ということを打破しようとする新技術。新魔法。
遺伝子が同一で、差異化しようとしたらまず何をする?
舞台はホグワーツだ。
ところで、登場する全員の遺伝子が同一でクローン人間、ということは、登場しない人間はクローンでなくてもいいわけですね。
登場人物は2人。世界をどうにかしようとした(クローンであることに気付いた)クローンのひとりがたり。探偵であり犯人であるマイオニーは終盤まで……(途中まで)登場しない。
マイオニーの犯罪とは何か。
この世界において犯人であり探偵であるということは、謎を解き明かし(つまり、自分もクローンと認識していて、そんな世界は嫌だと打破しようとする一人称の主人公を追い詰める)(破滅させる)。世界の維持に努める。犯人とはどういうことか。犯罪とは何か。主人公を破滅させる。主人公を引き継ぐ?
もしかしたらいいことをしようとしてる奴を止める。でも予想外の事が起きる。ハリーを殺そうとしたヴォルデモートのようになんらかのしっぺ返しをくらう。致命的な何か。
にワトソンが気付く。
それで行きましょう!
あー。
めんどくさくなったので、丸投げ。
あとはよろしく。
頑張ります!
で、翌日。
もしかして寝てない?
授業中、寝ました……、初めて、授業中、寝て、しまいました……
ふーん。
しかし、タイトル……。
ネットでFIRST STRIKE STILL DEADLYって検索して、彼氏にテスタメントのCDいっぱいプレゼントして貰った!って嬉しそうに書いてる女子高生っぽい人ヒットするけどさあ。
あれもしかしてお前?
きょとんとした表情の部長(巨乳)
違いますけど?
テスタメント?