Axe to Fall (Dig) (Eco)

Axe to Fall (Dig) (Eco)


めちゃくちゃにとっつきやすくなったと思う。なんというか。正直楽器陣なんか気にした事もなかったけれどこのアルバムは楽器陣、楽器隊がこれでもかと前へ前へそして耳に非常にやさしい。辛い、これ以上聞いてられない、という何かが失われてしまったのはどうしてだ。ボーカルより楽器の音がでかいからか。録音にミックス環境、技術が最高だからか。何弾いてるか聞き取れるからか。こんなんコピーできねえよ、というのが過去バンドサークルにいた俺のある種の凄さ判断基準のひとつであったけれど、それか。音を辿れてしまうからか。それとも、俺の感受性がなまくらになったのか。でも。心からすげえと思う、つまり以前コンバージに感じたものそのものは1曲目、それからWretched Worldって曲の歌が始まるまで。今のところ。なんか、ああ。歌なのか。そこは叫ぶところじゃないのか、という思いが、その、膨らむ。叫んでくれたらスキップしない。しなかった。なんか、あー。歌が声が楽器を超える瞬間がアルバム通して1曲目のダークホース云々と叫ぶとこだけとはどういうことじゃい。低いよ。マイク低いよ。たまらねえよ。このアルバムの最大の問題点は、続けて他の以前のアルバム聴けば分かる、すぐ分かる。ヘッドホンを、イヤホンを、スピーカーをぶっ壊すような音作りをしてないことだ。耳にやさしいってのは問題だ。シンバルとかスネアってのは一発で鼓膜を突き破らなきゃいけない。ベースとかお前どこ押さえてんだよって気持ち悪くなるようじゃなきゃいけない。いけねえだろ。そういう楽器だろあれは。んでボーカルは、ジェイコブは、ゲイン、トレブル、下げすぎだ。なんかもう、もっとぐっちゃぐっちゃにしたリマスター版をくれ。俺にくれ。他の人にあげなくていいからさ。